Blog

[ お肌の健康と便秘について ]

[ 小林皮膚科医院 小林亜紀子先生 ]

健康の基本は「毎日お通じがある事」。
2〜3日おきにしかお通じがない人は、自分は「便秘」していると思って下さい。

若い女性患者さんで多いのは難治性のニキビ。特に症状で目立つのは額や顎、首にかけての「白ニキビ」です。
赤み、痛みなどの炎症症状は少ないですが、抗生物質などの塗り薬への反応が極めて悪いのが特徴です。
皮膚の下に白い膿がブツブツあるような外見のものです。

さて次に便秘が肌に与える影響ですが、腸内に便が溜まると老廃物がだんだん醗酵していきます。
さらにそこから毒素が発生してニキビ、吹き出物、シミの原因になります。また新陳代謝の低下につながるため、血行不良になり肌のハリとツヤも悪くなります。便秘は「百害あって一利なし」なのです。

他に自律神経の働きを乱して頭痛や肩こり、めまいの原因になることもあります。
自律神経系では特に副交感神経の働きが優位になるため、皮下脂肪が蓄積しやすくなり、肥満の原因の1つでもあります。

改善の手段としては

(1) 生活習慣の改善・・・毎日排便の習慣をつける事。「便意」がある時に我慢しないでください。
(2) 食生活の改善・・・・食事は1日3食。とくに朝食は大腸の蠕動運動を促すためにも重要です。きちんと食べましょう。
(3) 便秘薬の使用・・・・これは便秘が長期化して習慣になって自然な排便が困難な方は併用したほうが早いでしょう。

クリニックでは主に漢方薬を処方しますがその他、ミネラルウォーターの硬度の高いもの(カルシウム、マグネシウムが多く含まれているもの)を飲んでもらったりします。
それらは便を柔らかくする効果があります。「お薬は癖になるから」と敬遠される方もいらっしゃいますが、毒をお腹に溜めっぱなしよりはいいと思いますよ。余計なものは体の外に出す習慣をつけましょう。

とにかく「便秘」の解消は「美肌」には不可欠ですよ!


小林 亜紀子
[コラムのINDEXPAGEへ戻ります]