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【東京新聞 2002.8.7】

医師法違反 全国初摘発

レーザー脱毛を客に施していた東京・芝の脱毛サロンが先月、全国で初めて医師法(無資格医業の禁止)違反の疑いで警察庁に摘発され、経営者らが逮捕された。 医師にしか認められていない強力なレーザーを照射、客にやけどを負わせたためだが、エステサロンなどで使われる弱いレーザーでも、客の体質によっては皮膚障害が起こる。トラブルが後を絶たない背景には、レーザー機器が野放しになっている問題がある。

やけどや黒斑点・・・被害続出

 ・レーザー脱毛 野放し

厚生労働省が昨年11月に示したレーザー脱毛に関する見解では、毛がつくられる「毛乳頭」を破壊するほどの強力な照射は医師にしか認めていない。

今回摘発された脱毛サロンでは、強力なレーザー機器を使用。 10人以上の客が肌に黒い斑点が残るなどの被害を訴えた。

警視庁が病院で被害者女性らの皮膚を鑑定した結果、毛乳頭の破壊を確認。 摘発に踏み切った。

脱毛サロンやエステサロンで一般に使われているレーザー機器は、医療用より出力が低いが、客の肌や体調は一人ひとり異なり、弱いレーザーでも皮膚障害が起こることがある。

群馬県の主婦(40)は今年初め、県内のエステサロンで右腕のレーザー脱毛を受けた後、7、8ヶ所に白い水膨れができた。 店で酸を塗られたが、症状は悪化。 白い斑点と赤いしみが残った。 近所の形成外科で受診すると、「レーザーによるやけど。 酸など塗らず、すぐに治療していればあとは残らなかった」と言われたという。

全国の消費生活センターには、レーザー脱毛によるやけどなどの被害相談が年間40〜50件寄せられている。 日本医学脱毛協会の川口英昭理事長は「医学的知識がなく、トラブルに対処できないエステサロンでのレーザー脱毛は危険だ」と警告する。

エステサロン用脱毛レーザー機器が輸入され始めたのは5、6年前。 エステサロン業者などでつくる「日本エステティック研究財団」(東京都港区)によると、当初、業界内で医師法違反に当たるのではと疑問の声が上がったが、厚労省がすぐに見解を示さず、既に約3千台が輸入されているという。

使用基準規制法なくエステ店の判断任せ

同財団では、安全なレーザー機器の使用基準作りを進めているが、医師法以外に規制する法律はない。 大手のエステサロンで実施している医師との連携といった安全策は、店ごとの自主判断に任されている。 捜査幹部は取り締まりには限界があり、行政指導を強めるべきだ」と指摘している。




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